皆さん最近、銭湯に行ってますか?
この御時世、もちろん皆様方におかれましては、浴槽またはシャワーの設置された家屋にお住まいの方が、大多数かとは思われます。 故に常日頃の入浴は、内風呂で充分に事足りるというものでございましょう。
だがしかし、たまには外風呂へ出掛けて行き、大浴場に浸かって手足を伸ばし心身共にリラーアックス、溜まった疲れを洗い流して明日への鋭気を養う、なんてのもまた、いいもんでござあすな。
江戸の昔より、銭湯は町人たちにとっての常湯であった、ただそれだけではなく、老いも若きも幼きもが裸で触れ合う、交流の場でもあったわけでございます。
洗い場ではしゃぐ子供達が、湯舟に浸かった御隠居に怒られたりしながら道徳心を学ぶ、大人達が隣近所の子供達の成長を見守る、そんな場所でもあった訳ですなあ。
しかしそんな銭湯も、現代では休業・廃業が相次ぎ、数が減って行くばかりです。
トージバという団体は、都市部と農山村とのパイプをつなぐ活動として、農村での有機野菜生産、都内でそれらの商品も扱うアンテナショップ展開などを実践している集団です。
そのトージバさんがこの夏、廃業して2年間営業していなかった小岩の銭湯を借り受け、老若男女が集うコミュニケーションの場としての機能を引き継いだ「銭湯カフェ」を開店しました。
もと脱衣場だった所を「カフェスペース」(飲食)「有機百貨店」(雑貨・食品販売)とし、お風呂場を「イベントスペース」「縁日ギャラリー」として再利用。 イベントスペースでは連日、映画、漫談、演奏会などが催されております。 |
|
|
ライブは昼から夕方まで5ステージを用意しておりましたが、最初の2回はほぼ身内しか見に来ていません。 実は昨年9月の青山CAY以来、人前でのライブはおろか、練習会さえ御無沙汰していたウクレレアフタヌーンです。 ここはひとつ、湯治リハビリでもするつもりでなどと考えておりましたので、ゆるくぬるい意気込みで臨みます。 リハビリであるからには、今回は譜面を見てもOK。 もと洗い場だったスペースでお風呂椅子に並んで座り、風呂桶に譜面を置いて演奏です。 |
しかしいざ始まってみれば、リハビリを通り越してすぐにハイテンション。 だんだんとお客様が増えてからは、皆も立ち上がっていつも通りに暴れ廻る、アツい「熱湯風呂ライブ」となりました。 |
|
|
ところでこの銭湯、往時は「ラジュウム湯」という屋号だったそうですが、実際にはラジュームなど一切使っていなかったとのこと。 もちろんお客様もそれを承知で利用していたそうですが、ならば何故そんな名前を... |
と、突然マービン・ゲイの霊が憑依した織田島、驚異のファルセットヴォイスでフルコーラスをソウルフルに唄い切るという大爆発。 |
|
|
さて、脳の回復を待って2週間後の8/29(日)です。 なぜかこの日も雨...。
メンバーに「晴れ女神様」を抱えているはずのアフタヌーンなのに、どういうこと? しっかりしてよ女神様! 「前回も今回も、体調が悪いので遅刻したんですぅ。」 Oh My Goddess! 女神様の霊力も、健康あっての賜物ですね。 どうか御自愛下さい。 |
この日は3ステージのみでしたが、「ウワサばかりでめったに人前でライブをやっていない」(そのあたりがかつてのセックス・ピストルズやザ・スターリンっぽい・笑)ウクレレアフタヌーンを一目見てみよう、という奇特な方も大勢お越し下さいました。 有難うございます。
是非、次回は見るだけでなく参加しに来て下さいね!
久々のライブを、とても面白い場所で演奏させてもらえて、楽しかったです!
銭湯カフェを運営するトージバのスタッフ皆さん、主催者の渡邊さんに感謝します。