2000年8月20日(日)*琵琶湖ウクレレ化計画820
世界一遅いと自信を持ってお送りする琵琶湖ウクレレ化計画820参加レポート
登場人物:MIOX、まいたけ、すぎどん、みやう〜、イタチ、ユッキー、しらい、以上ウクレレアフタヌーン琵琶湖分隊のみなさま
おだじー、アグネス、ニシムラ、そのPほか留守をしっかりまもってくださったウクレレアフタヌーン関係者のみなさま
川合ケンさんはじめウ中連のみなさま 玉木さんはじめ関レレのみなさま
00/08/18//21:30
すぎどん車(6月に買ったばかりのGOLF)MIOX宅前に到着。 予定より30分も早い。
あわてて仕度をしているあいだ、すぎどんは「買ったばかりで使い方がよく分からない」とか言って取扱説明書(車のだ)を熱心に読んでいる。恐い。
MIO母に見送られて元気良く出発。1kmほど走ったところで腕時計を忘れたことに気づいて引き返す。まだ予定の時刻よりも早いので平気平気。
日光街道を南下し、梅島陸橋から環七に入り、都内を反時計方向に大きく回って上馬から246に入れば、東名高速東京ICはすぐそこ。こういう行き方でいいのかどうか、ふだん自転車しか乗ってないので高速道路とかよくわかんない。 そんなMIOXを当てにするすぎどんも悪い(うそ)。
みやう〜車とは港北PAで待ち合わせ。246までは道はガラガラ。 すぎどん車快調に夜の都内をかっ飛ばす。
00/08/18//23:30
246に入っていきなり渋滞。 すぎどん、みやう〜に電話。
「いまどこですか?え〜海老名?(港北PAよか15kmほど先)何でそんなとこまで行っちゃったんですかあ」
まぁ予想はしてたよな。 待ち合わせとか決めといたって絶対に守らないものみやう〜は( ^ ^ )。
川崎ICより東名に乗り、海老名SAにてみやう〜、イタチさんと合流。
「早く向こうに着いてビール呑みたいんだもん」
とニコニコ顔のみやう〜。次の休憩を牧の原SAと決めるが、すぎどんはめちゃくちゃ疑い深くなっている( ^ ^ ) 。
イタチさんは東京名物『しうびあん』をお土産に用意。
「『これはいま渋谷で一番話題になってるお菓子なんだよ』ってケンさんにあげるんだ」
と張り切っている。 みやう〜はアグネスから「おバカな携帯ストラップを買ってくるよーに」と指示を受けたそうで、一所懸命さがしている。
00/08/19//03:00
牧の原SA。 トイレに行って、ダメそうな土産物( ^ ^ )を眺めて、奥のシャワールームや畳敷きの仮眠室などを見物。
そろそろ車に戻ろうかという段になって「やっぱりなんか食べよ」とそばを注文したり。 こんな調子でSAに止まるたんびに1時間ぐらいダラダラしていた。
MIOX、イタチさんと交代してみやう〜車に乗り込み。 みやう〜は眠気覚ましドリンクを飲んだら気持ち悪くてたまらないという。 車内にはモー娘がガンガン流れる。「気分が悪くなって眠いどころじゃなくなるっていうモノなんだよきっと」
養老SA。 ここの売店でMIOX待ちに待った今回最高の脱力ダメグッズファンキースクラッチパイレーツをゲット。 現物を見たい方はMIOXまで御一報ください。
SAを出発すると程なく、だんだん空が明るくなってくる。 みやう〜車自慢の生意気な娘さん言葉でしゃべるカーナビが、琵琶レレサイトにアップされていた地図より二つも手前の八日市ICで降りろといっている。 到着予想時刻の表示もどんどん前倒しになってついには午前7時に。
「こいつ(カーナビ)きっと地図でもわからないようなウルトラC級のものすごい抜け道を発見したのかもしれない」で、八日市ICで高速を降りることにする。 出口を出てカーナビが街中モードに切り替わった途端、到着予想時刻は7時30分に後戻り( ^ ^ )。
「カーナビにハメられたぁー」
00/08/19//07:30
途中のコンビニでビールを買い、近江鉄道の単線を行く二両編成のガチャコン電車を大喜びで追いかけたりして、どうにか琵琶湖畔長命寺港にたどり着く。 小さな漁船がひっそりと水揚げしている。 釣りをする人がひとり二人。 あまりきれいとは言い難い湖水を眺めながら「今夜はやっぱり誰か酔っ払ってここへ飛び込むのだろうか」と考える。
湖畔の四阿(たぶん遊覧船かなんかの待合所)で、買ってきたビールで乾杯。 MIOXはノートPCにPHSを差し込んでさっそくアフタヌーンと琵琶レレの掲示板に到着のメッセージを書き込む。 イタチさんはもうケンさんに電話してる( ^ ^;)。
とにかく眠らなくては今日これから体が持たないぞとばかり、芝生にレジャーシートを広げて横になる。 が、暑い。 蟻が登ってくる、蚊が刺しに来る。 すぐ傍のバス停にやってくる人々の、我々を見て見ぬふりをしながら( ^ ^ )世間話をしているのを目つぶって聞きながら、そこら中ビールの缶だの柿ピーだの食い散らかした間で地びたに転がってる我々って絶対ホームレスだと思われてるよなぁと淋しく考える。
00/08/19//09:00
一時間もしないうちに体中がかゆくなり、ガマンできなくなって結局みんな起きる。
みやう〜がどっか風呂にでも入れるとこないかしらと、近くに厚生年金休暇センターなるものを探し出してくる。 行ってみるとちょっとしたホテルのようなきれいな場所で、11時から風呂に入れるってことで、それまでラウンジで地ビールなぞいただきつつ、浴場が開くのを待つ。
そのうち気分が良くなってきて、現在帰省中だという地元琵琶湖の天使クリオネことニシムラ姐さんを呼び出そうよと電話をかけ(その節は多くの方々にご迷惑をおかけいたしました( ;_; ) この場をお借りしてお詫び申し上げます)結局今日中に新幹線で東京へ戻ると聞いてがっかり。ここでニシムラ姐さんより「琵琶湖へきたなら鮒ずし食べてください。絶対イケますよ」との情報をいただく。
入浴料600円で結構なお湯をいただき(これに似たとこに行ったことがあるなぁと思ってたら去年の八ヶ岳のUkulele on Earthでみんなで車に乗って行った浴場とそっくりだった。 あのときは夜の湖畔ライブまでに時間が無くてみんな15分くらいで出てきたっけ)、奥の畳敷きの休憩室でごろごろと一時間ばかり、この2日間(4日間?)でもっとも快適な眠りを貪る。
00/08/19//12:30
昼飯食いにいこうよってんで、一同センターを出る。 さきほどニシムラ姐さんから聴いた「鮒ずし」
が頭の中を駆け巡る。 みやう〜の目を見ると、右目の中には「鮒」左目の中には「ずし」の文字が見える。「やっぱ鮒ずし食いにいくっきゃないっしょ!」
しかしながら悲しいことに、この時点ではみやう〜以下みんなの頭の中にはそれがいったいどんな姿をしたものであるか、これっぽっちもイメージが無いのである。
「鮒ずし」の看板を掲げたその店はお食事処ではなくて、ガラスケースにすしや佃煮を並べた京樽のような店。 ケースの中の現物を見て、一同深く沈黙……
「これどうやって食べるんですか」
訊くと薄切りにして酒のつまみにしたり、ご飯に載せてお茶漬けにしていただくとのこと。 押し寿司のようなものを勝手に想像していた一同、これはとても昼飯にするようなものではないと脱力。
うなだれて店を出、近江八幡の市内を車で駆け回り、手ごろな食事処が見つからないので湖畔へ戻って観光センターで問い合わせ。 すぐ目の前にある『陶芸の里』の奥で食事が出来ると聞いて直行。 巨大なログハウスのような建物の中は、階段状の陶芸教室、水茎焼の展示コーナー、そして軽食スペース赤こんにゃく。 冷しゃぶと大葉ののったスタミナそうめんと、串揚げ三本のセット(すぎどんだけ山菜ピラフ)を食す。 串揚げは豆腐とえび、そして名物の。 酸化鉄で着色してあるらしい。 不思議な風味。
00/08/19//13:30
もうこれ以上時間潰すところもなさそうだ、しょーがないケンさんたち到着する前で申し訳ないが一足先に宿坊に入れていただこうと、長命寺港へ戻る。
船着き場から山へ向かって伸びる石段は落葉が積もり、竹の根が食い込み、半分崩れてて恐いのなんの。 赤茶けて曲がった鉄の手すりに掴まって登りつめた山の中腹には、宿坊のある真静院の山門。 ちっちゃな本堂とその隣にはでっかい宿坊と、そのまた隣には屋根にBSパラボラの燦然と輝く住職の住まい。
ご挨拶して宿坊(本院)にあがらしていただき、荷物を置く。 三部屋がふすま取っ払ってつながっている畳の大部屋。 周りにぐるりと板の軋む廊下。 打ち付けられた網戸からは風のかわりに蝉の声。 暑い。小さな庭からはるか眼下に琵琶湖(の一部)が見渡せる。 素晴らしい。
イタチさんがケンさんに電話、ウ中連一行は3時ごろ到着するらしい。 みやう〜とすぎどんはアフタヌーン列車組(ユッキー、しらいさん)の到着を待つため、車で待機すべく再び湖畔へ降りて行く。
00/08/19//15:00
ついに幹事グループ到着! ウ中連の川合ケンさん、師範さん、ふじひろさん達をイタチさんと二人でお出迎え。 つづいて関レレから一番乗り、Ukulele On EarthでMIOXとうり双子のツーショット写真も撮ったどいさん( ^ ^ )とさらさんが到着。
一息つく間もなくケンさんは受付業務の準備に。 男性宿泊者の部屋を決めるくじを作る。
宿坊は本院と少し降りたところにある別院とがあり、本院は廊下でつながった離れがあってその奥が女性の部屋。 ケンさんが各棟の見取り図を書き、それぞれの部屋にフェイマスの間、ナカニシの間、ププケアの間、マーチンの間、カマカの間、コアロハの間...といった具合に名前をつけ、MIOXがトイズオフィスから預かってきたウクレレピクニックのフライヤー一枚一枚に小さく各部屋の名前を書いて、受付を済ませた人に一枚ずつ取ってもらって部屋を決めることとする。
00/08/19//16:00
風呂が沸いたので、もう入れる人からどんどん入ってしまおうと、MIOX、イタチさん、すぎどんの三人で一番湯に。 今日二度目の入浴。
別棟の浴場は意外と広く、窓はでっかい網戸。 外には竹林を通して下の駐車場が見える。 その駐車場に、駅までユッキー&しらいさんを迎えに行って戻ってきたみやう〜車が到着。
すぎどん大喜びで「ユッキー!ユッキー」とフリ○ンで網戸にへばりついて叫ぶ( ^ ^ )。 が、気づかれず。
00/08/19//17:00
MIOXとすぎどん、風呂から出てビールを買いに石段を降りていった途中で、到着したばかりの関レレの白鳥さんとばったり。 にこやかに「遠いところをご苦労さんです」
と声をかけてくださった。 もうぞくぞくと中部・関西のウクレレ者たちが、真静院の山門目指して集まって来ている。 JUICHIさんは前日は横浜まで来てたとな?せっかくだから我々と一緒にここまで来れば良かったのに。
さてウクレレアフタヌーンは女性陣も到着して全員集合万事抜かりナシと思いきや、
彼がいない。 彼はれっきとした関レレのメンバーでもあるのだ。 アフタヌーンの中では今日ここに集うている皆様とは一番ゆかりのある人間だというのに。 そう、まいたけくんはしばしば遅刻をするのである。 自分がダメだったり交通状況がダメだったり自分がダメだったり自分がダメだったりと、理由はいろいろであるが、遅刻をする上に家に帰り着くのは一番遅い。 家より遠いところまで帰ったりもする。 今回は翌週に控えたウクレレピクニックin逗子マリーナへウクレレ工業団地出店のため、ベイビープラレレのネックを削り上げてからこちらへ向かうことになっている。 宴会タイムのアフタヌーンの演目「笑点」は彼のコード弾きが不可欠。 さぁまいたけ間に合うか。
00/08/19//18:00
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夕食タイム。 すでにマイクもスタンド上にセットアップされた大部屋となりの食堂で、食事はお寺らしく精進料理かと思いきやフライやら何やらあってごく普通、と言うかムチャクチャ学生合宿チック。 そして今回特別オプションメニューは屋久島より直送のトビウオ2尾(焼き&刺身)/一人! 素晴らしい。 |
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頭切って行かねば、とばかりウクレレ持ってマイクスタンドに向かって突撃、アフタヌーンを招集。 まだ一人足りないけど構わず「テキーラ!」「メロンの気持」を6人で演奏。 よく考えずに中途半端なメンバー紹介、日本酒に撹乱されたままどうもサイズを間違えたような中途半端な気分で演奏終了。 東京に帰って来たあとでみんなに寄って集って「違ってた」と責められる。 反省。 |
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大部屋では中西ウクレレのクラフトマン鉄人ハヤトさんがすでに大勢のマニア諸氏に囲まれて、リペアに関するレクチャーが始まっている。 お店でよくやる「ボディをコンコン叩いて楽器をチェックする」という行為には実際どういう意義があるのか?「叩く奏法」演奏上、楽器ヘの影響は? 興味の尽きない話題が続く。 まいたけくんは自慢のナカニシ白レレを持ち込んでフレットの不具合に関する質問。「クレームじゃねぇか ( ^o^ )」等の茶化しにもめげず、熱心に説明を聞いていた。 |
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てな具合でどれも面白そう。 アフタヌーンの面々もそれぞれのグループに分散し、部屋を移動してさっそく練習にはいる。 MIOXは別院和室にて、みんなとウッキー講師を囲んでアロハオエを練習、教えていただくのは久しぶりなので一人で緊張している( ^ ^;) う…みんな上手い。 |
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イベントもいよいよ大詰め、全員で曲を練習して合奏。 「オーシャンゼリゼ」「カイマナヒラ」白鳥先生のステップアップ3連ストロークデモ演奏に全員くぎ付け「クレイジーG」そしてアフタヌーンのスタンダード「セサミストリート」ではメンバーが前に立って演奏を指導。 ゲリラライブの感触がよみがえる。 熱い風と開け放しの畳の間に響くウクレレと歌声。 サイコーの夏だぜ! |